ビジネス書籍の紹介をしているジンベイです!第二弾はD・カーネギーの有名な一冊「人を動かす」です。リーダーシップの研修とかでよく読まされますよね。人間は、元来人を動かすのが下手な生き物です。人間て何も意識しないと、自分の主張ばかり押し付けけ、マウントを取るように出来ているんですよね。しかしそれでは人は動きません。本書を読めば、対人関係改善のスキルを身に着けることができます。
著者はどんな人?
著者はデール・カーネギー。1888年生まれの米国人。雑誌記者、俳優、セールスマンなど雑多な職業の経験がある。「話し方講座」の講師を勤め本も執筆している。代表作は「人を動かす」「道は開ける」など。
この本が伝えたいこと
本書は、他人を自分の思う通りに動かすにはどうすれば良いのかを解説しています。
人はどうしたら動くのか。
こちらの人柄や肩書を見て動く、利害関係を見て動く、などなど色々な要素がありますが、本書は、主に会話術を中心に、人を動かすテクニックを伝えるものです。
こんな人に読んでもらいたい
対人関係は仕事の基本ですから、あらゆる職業に応用できます。
そういう意味では、経営者、管理職などリーダーシップを発揮したい方には、是非読んでいただきたい一冊です。
相手に自分の要求を呑んでほしい、欲しい情報を喋ってほしい、思った通りに動いてほしいという営業マンやマーケッターのスキルアップにも役立つでしょう。他には上司を思い通りに動かす「ボスマネジメント」にも使えますね。
内容を簡単にご紹介
- 相手のことを認める
- 相手から好かれる
- 人の反発を避け、自然とこちらの狙いに誘導していく
これらのテクニック集を紹介しています。
特に、「盗人にも五分の理を認める」という刺激的なタイトルで始まるように、「相手のことを認める」ことが相手を動かすことの第一歩であると説いています。
この問題について、私は、シン・シン刑務所長から興味のある話を聞かされた。およそ受刑者で自分自身のことを悪人だと考えている者は、ほとんどいないそうだ。自分は一般の善良な市民と少しも変わらないと思っており、あくまでも自分の行為を正しいと信じている。(中略)極悪人たちでさえも、自分が正しいと思い込んでいるとすれば、彼らほどの悪人でない一般の人間は、自分のことを、いったいどう思っているのだろうか。
本文からの引用です。どんな人間でも「自分は正しい」と考えており、そこを認めるところから始まるということですね。
自分の要求を吞ませるのではなく、相手をハッピーな気持ちにさせ、思ったとおりに動かすことが肝要と説いています。
読んでみての感想
これから管理職や経営者の方、これらのポジションにこれから就く方、或いはこれから社会人になる学生さんなど、全ての人に本書をお勧めしたいです。
私は恥ずかしながら、経営者になってから読みましたが、もっと早くの読んでおけば、対人関係の失敗は少なかったのではと思いました。是非本書を早めに手に取り、対人関係を円滑に進めていってください。